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障害者だから買ってもらうのでなく「これが欲しい」と選ばれるサービスを生み出したい-落水洋介 vol.3

by WORK DESIGNERS(ワークデザイナーズ)

vol.1vol.2では落水さんの病気の原因になったストレスの話、たくさんの方と支え合っているお話をお伝えしてきました。

このvol.3では落水さんの実現したい未来や家族への思いについてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

1.親に反抗期再び

落水さんがinsheratさんとのイベントで仰ってた、「今、親に反抗期」って。

あれはどういったことだったのでしょう?

あれは単純に中学生とかの反抗期なんですよね

中学生の時は反抗期はあったんでしょうか?

ありました!

それがまた再び?

リターンズ。

なんていうのかな、親が心配そうな目でめっちゃ見てくるんですよ。

そしたら申し訳ないなって思うし、わー見るなよってそれが怒りに変わってくる。

心配されればされるほど「ありがとう」じゃなくてもういいって、放っておいて。

オッさんになって反抗期になって冷静に考えてわかったことは反抗するってことは甘えなんだなということ。

だって外では絶対にしないんですよ、何言われても流せるし、笑えるのに、親にはできない。

というのは何をいってもどんな態度をとっても親は俺を嫌うことないって深層心理で思ってるんです。

だから言っちゃう。

それが反抗期状態。

心配されるほど「いいし」って言っちゃう。

でも本当に困ってる時に来てくれない時は「来てよ〜!」って。

ただのワガママ笑

言える相手が親。

他人だと何かしようかと言われたら「お願いします」ってなるのに。

やっぱり家族は特別なんですね

甘えてるんだなーって思う。

家とかイライラ。

部屋とか何回も開けられると、もうー、来んなよーって。

ご両親とご兄弟ですか?

一番は両親ですね、一番ずっといるから。

たまに会うならともかく。

正月一回会うぐらいなら「また出たー」って言えるけど、いつもだと。

やっぱり親に甘えてるんですね。

私も外では「かやはらさんっていつも怒らないですよね」って言われます。

確かにあんまり怒ることないんですよね。

なのに家族には怒るんですよ、夫には特に。

子供にもコラーって怒る。

私も家族には甘えてるのかもしれませんね。

嫌うはずないからって。

人によって全然違いますよね、幼少期の環境だったり、両親の方針だったり、本人のもともとのアイデンティティ。

僕は親とか嫁には介護されたくないし、頼りたくないので、頼らなくて済む未来を作るためにしてるというのある。

僕のビジョン的には障害者ができる仕事をいっぱい作っていくことともに、その障害者が生活できるようなシェアハウスがあって、僕がそこで生活しながら、ボランティアで僕の周りの色々なことをやってくれる人や、寝たきりになった僕をプロとして支える人を養成する場所を。

で、その障害者の仕事なんですが、障害者の仕事って見せ方を一切せずに、わざわざ「来たい」から、わざわざ「食べたい」から、わざわざそのサービスを「受けたい」から来たってそんな場所、大きな町みたいなのを作りたい。

僕が病気して最初に躓いたのはどうにかして家族を養って生きていかなきゃいけないというときに障害者の仕事がなかったこと。

あったとしても超単純作業。

頑張っても月20000円とかあっても100000円。

これじゃ家族養えない、じゃあ作っていくしかない。

僕はゼロから1を作る才能はないけれど、あるものを集めていくことはできるんじゃないかって考えています。

それが水耕栽培のにんにく。

若松で事業として成功している方のノウハウを使わせてもらって事業をし、自分の発信力を上げつつ、障害があっても稼げるものを増やしていきたい。

病気になってからの夢でしょうか。

その前の夢はありましたか?

その頃は夢なんてないですよ。

目の前しかない。

なんとか続けたかったけど

妻に内緒で借金して自分で給料振り込んで、それがバレたらどうしようかって。

尊敬してついていった先輩はうつ病とアル中になって病院送りになってしまって。

これで無理だったら…って夜行バスで東京に出張したんです、年末。

500万の売り上げ作って帰ったら借金取りに取られて。

夢より今を生きるのに必死。

その経験が今のやりたいことにつながってます。

月曜日に熊本にはボランティアに。

美容院の仕事をしてたから、美容師さんと一緒にいれるし、復興支援のためのシャンプーも作れたし。

発達障害の人向けの美容院をサポートしたりすることもできる。

全部リンクして、今したいことがいっぱいできてる。

小さい夢が沢山つながって大きな夢ができてる。

仲間がいっぱいいれば色々な分野のプロの人がいるので、僕がなんかしたいねと言ったら、一緒にやろうよって言ってくれる環境を作る。

自分のビジョンを話すしかやってない。

それをKitaQ Picksで広げたい!

そこまでこのメディアに力は無い…

いや、分からないですよ

誰かの目に入ってテレビの取材が来たり、それは分からないです。

一番最初取材してもらったのがFBS。

同い年の警察担当の報道の方。

当時自分は無職だったし、何もない状態。

そこで記事を書いてくれる話があって、たまたまその記事を見てくれたNHKの人が僕の30分間特集を作ってくれた。

何か一つの媒体がどうなるか無限大です。

今度藤井フミヤさんがTRUE LOVEを僕の家族のために生で歌ってくれるって。

まだ100%決まっていないのですが。

僕と僕の家族を追いかけるみたいな番組。

それとinsheartさんの曲以外で、実は他にも僕の曲を作ってくれた人がいるんです。

会ったことがないけど、有名な講演をする人つながりで、僕の本を読んでくれてCDを送ってくれた。

今僕の曲、二曲ある。

(インタビュー後、藤井フミヤさんとの番組は決定、放送されました)

おぉっ

夢の一つは僕のアルバムを作ること。

落水さんの夢って公開しているんですか?

羅列して書いたりはしてないですねー

あったらいいなと思いました

10個か100個とかあったら。

どこかに出して欲しいです!

2.家族への思い

以前、落水さんの言葉で気になったことがほかにもあって、

「寝たきりになっても家族を養いたい」って言葉です。

私の父親って、体は元気だったけど家庭は省みずで。

子供の頃両親が離婚してからもほぼ会ってない、今、生きてるか死んでるかも分からない。

最後に声を聞いたのは、私が結婚する前日。

母から突然電話を渡されて聞こえたのは父の声で、「男は浮気するもんや」って。

なんの話だと。

それはすごいー

やっぱりダメな人だ!と思って。

そんな人もいるぐらいなのに、寝たきりになる病気で、それでも家族、子供を養いたいってどんな思いがあるんだろうと気になってたんですね

僕は複雑ですね。

仕事のことも家庭のことも。

苦痛という時期はあった。

でも、今はよい原動力になってる。

子供に不自由な思いは絶対させたくない。

嫁にも親にも介護とか、見てもらいたくない。

嫁も37でまだ若い。

自分の人生も大事にしてほしい。

色々な思いがある。

ひとことでは言えないですよね。

うん。

かやはらさん、お母さんは?

長男が一番大事という人で、女はいらないという家の、私は次女だったから。

二つ上の姉の癌が分かった時、母は長男との暮らしの方が大事だからと去ってしまって。

今は父と同じ状態です。

でも、誰のことも恨んでませんけどね。

みんな幸せそうに見えて、みんな色々なものを抱えているのがわかる。

障害のある人とかその家族に聞いてほしいではなく、みんなに聞いてほしい。

みんな生きづらさを感じている。

幸せそうに見えちゃうのかもしれませんね、

自分が見てるその人と実情は違うことが多いから。

ですよね。

こういう話も、病気になってからたくさん人が聞かせてくれるようになりました。

みんな何か抱えて生きてる。

最後は濃い…

ははは、確かに!

この続きはいずれ飲みながら話したいですね

いいですねー!

ですね!



笑顔の人、超越した人、仙人のような人、自分は絶対真似できないすごい人…これらは私、かやはらが落水さんに会ったことがない方から聞いた印象です。

「どんな人なのか教えて」という方もいらっしゃいましたが、落水さんがどんな方なのか気になる方は実際にお会いしてみてはいかがでしょうか。

こちらでお伝えしたのは、落水さんの一つの面に過ぎません。

この続きはリアルでぜひ。

落水さんと気軽に話せるイベント

地域の大人や子供が第3土曜日だけはみんなで楽しく一緒にご飯を食べましょうという食堂です。子供だけでも、家族でも、たまには料理をせずゆっくりと、子どもや地域の人と食事を楽しんでいただければと思います。核家族が増えて、地域との繋がりもなくなって、共働きや母子家庭も増える中で、気を抜ける場所や、人とのつながりを感じられる場所がなくなってきていると思います。私は、病気をしたことでより人と繋がることや、支えられていること、自分の居場所の大切さを知ることが出来たので、誰かにとって安心できる、繋がれる場所になればいいなと考えています。

引用元:https://www.ochimizuyousuke.com/pages/540739/page_201607041745

折尾駅近くの、ドルフィン折尾での地域交流の集まりです。

引用元:https://www.facebook.com/otimizuhamadaheya/

落水さんが参加しているキャリア教育・夢授業が「九電みらい財団」の助成事業にエントリー中(投票受付中)

落水さんが続けている活動の一つ、キャリア教育「夢授業」

北九州市を中心とした福岡県で小・中・高校生に大人たちが仕事や夢を語っています。

病気になる前は「夢なんて見られなかった」という落水さん。

だからこそ夢が大事と一貫して子供たちに語りかけています。

詳しくはリンクからご覧ください。

KitaQ Picksの今後

ようやく二人目の「北九州のすごい人」がご紹介できたKitaQ Picks。

第一回目に登場した北九州市立大学国際環境工学部の山崎進先生からお誘いを受け、私、かやはらは今地域課題を解決する研究補助を行わせていただいています。

そのことと、以前からあるつながりが広がり、町の小さな事業者さまのWeb活用のお悩みをたくさん解決する仕組みが、ある方々、あるメンバーと一緒に始められることになりました。

その動きを進めるために、私はKitaQ Picksをしばらくお休みするかもしれませんが、もしどなたか「この人もすごい!」という方がいらっしゃったらお気軽に教えてください。

こちらでは難しくても、何かでお伝えできるかもしれません。

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。

インタビューを受けてくださった落水洋介さんもありがとうございました。

インタビュアー:高橋建二

インタビュアー・撮影・編集:かやはらあやこ

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